綿矢りさ先生がものすごく劣化している件について
失礼な読み方とは知りながらも、デビュー後に文壇のアイドルと呼ばれ、マスコミに過度に注目された著者の皮肉ともうつる。
「この本を読んだ方から、『綿矢さんもすごいプレッシャーだったんですね』と聞かれますが、私はそれほど注目されたとは思わなかった。嫌だったのは、冗談でも『先生』と呼ばれたことかな」と笑い、著者と主人公をダブらせる読みを、さらっと否定した。
こんな顔でかいのおれの山田じゃなーい!おれの、おれだけの山田を返せっ!返せっ!背中を蹴ってやる!蹴ってやる!山田はもういないんだよ!
綿矢先生の次回作にご期待ください。
- 作者: 綿矢りさ
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/02/08
- メディア: 単行本
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