わが良きエイラ

スオムスの小汚い家に一台の車が到着する
「誰ダ!また近所の糞ガキだナ!今日という今日は窓の弁償をしてもらうからナ!」
「エイラ・・・私よ」
「・・・・サ、サーニャか!?」
「今まで何で来なかっタ!30年も!シールドが使えなくなって、足を失くしても、お前をかばったのは誰ダ!
 今ごろノコノコ来て私を笑うつもりか?お前の顔なんか見たくない!いますぐ出て行けヨ!おい!何とか言ったらどうダ!」
「あの時はごめんなさい・・・・これ、エイラの勲章と退職金。渡しに来ただけだけだから。じゃ・・・」
車に戻ろうとするサーニャを杖を突きながら追うエイラが勲章の箱につまずき転ぶ
「ま、待ってくれ!出て行けなんてウソだ!ゴメン!行かないでくれ!
 30年前のことなんてもうどうだっていいんダ!サーニャ!私と一緒に暮らそう!な、そうしよう!」
這いながら泣きじゃくるエイラを振り返らずサーニャは車に乗り込む
「よかったの?サーニャちゃん」
運転席の芳佳がつぶやく
「いいのよ、荷物を届けただけだから」と言い後部座席のサーニャは窓越しの悲鳴を聞きながら涙を流した
車はオラーシャへとひた走る

羽振り厨でビショップ財団の一員であるおれとしては最高に好きなコピペなんダナ。
元ネタはなんだっけと一瞬考えて『わが良き狼』だと思い出したときは感動したんダナ。
押入れから文庫を探すんダナ。

わが良き狼(ウルフ) (角川文庫 緑 305-4)

わが良き狼(ウルフ) (角川文庫 緑 305-4)