釣りと外来魚
http://www.asahi.com/national/update/0820/OSK200908190206.html
特定外来生物のブラックバスの一種、オオクチバスを釣って生きたまま運んだとして、奈良県警吉野署は19日、大阪市生野区の電気工事士の男(42)を外来生物法違反(運搬の禁止)容疑で現行犯逮捕したと発表した。ブラックバスは生態系を壊す恐れがあるとして、運搬や飼育が禁止されている。県警によると、同容疑での逮捕は珍しく、男は「釣ったバスを彼女に見せようと思った」と供述しているという。
吉野署によると、男は19日午前11時10分ごろ、同県下北山村の池原ダムで、釣ったオオクチバス2匹(体長53センチ、同54センチ)をクーラーボックスに入れて車に運搬した疑いが持たれている。
バス釣り愛好家の間では、池原ダムは人気スポットとして知られている。男は6月ごろ、ダムそばの禁漁区域で釣りをし、署員から注意を受けていた。この署員が19日、同じ禁漁区域で釣りをしている男を見かけ、職務質問をして発覚したという。
53cm、54cmはたしかにデカイ。見せたいのもわかる。でもクーラーボックスに入れて運搬ってのが引っかかるな。
おれも釣りをするが、最近は海でしかやらないので、この手の話を見聞きする度に、もっと面白い釣りがあるのにと思う。
でも、海の無い県に住んでいる人にとっては金がかかる渓流釣りや鮎釣り以外で手軽にできる釣りは限られている。仕方ないのかもしれない。でもだからといって外来魚を放流していいわけではない。かと言って「ぶっ殺した。」と自慢げに語っている奴は頭がおかしい。
魚には罪はない。
http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/qa.html
釣った場所へのリリースは違法ではないからな。逃がしてもいい。
皆さん安全な場所で、禁漁区以外で節度ある態度で釣りしましょうね。よっぽどのことがなければ逮捕なんて無いわけですから。この人は6月に一度注意を受けてもまた同じ場所で釣っていたからこうなったわけで。