板尾の嫁の声で読んでしまう。

沢尻ママは怒っていた。先月29日の主演映画「クローズド・ノート」の舞台あいさつで
「別に…」「特にないです」などと、素っ気なく答えた娘に対してだ。

実はあの日、あの場所にリラ(沢尻エリカの実母)さんはいた。
「4列目の真ん中くらいで見ていた。そしたら、エリカがあんな態度を取った。ショックだったよ。
私が元気だったら、その場で立ち上がって『コラ〜!』と叫んで、ステージに上がって
ブン殴ってた。でもあの時は、体温がサアーと下がって動けなくなった。帰りもうまく歩くことが
できなくて、タクシーで家に帰ったよ」
母親の眼前で娘が“暴挙”−。リラさんが体調を崩すのも仕方ないだろう。

「エリカには前の日に見に行くと言ってたけど、あの日、エリカは目をキョロキョロさせて
『HELP ME』と訴えていた」
それにしても、なぜ娘はあのような“蛮行”に走ってしまったのか?
リラさんは「それはわからない。私と同じで感情を全部表に出しちゃう性格だから(笑い)。
でも、あんなになるんだから、何か大きな原因があるはずだよ」と語り、母親の勘を働かせた。
「あの司会のアナウンサー(富永美樹)のこと、エリカは嫌い。なのに、エリカにばかり質問してた。
ああいうのはイライラするよ」

一部では仕事の詰め込みすぎにエリカが不平不満を募らせていたと指摘する声も上がって
いるが、リラさんは「疲れ?前の日、エリカは10時に寝たよ」とあっけらかんと証言。
疲労が原因との意見には否定的だ。


むしろ、リラさんは一部のマスコミに責任があると、怒り心頭だ。
「エリカは普通の子。何でみんな『エリカ様』って呼ぶ?おかしいよ!これは差別。私もフランスから
日本に来た時、近所の人から『奥様』と呼ばれて嫌だった。だから『リラさんでいいですよ』って
言った。そういうものでしょ?なのにアナタたち(マスコミ)はエリカ様、エリカ様…。そんなこと
言っている人は呪われて死にますよ」
完全にブチ切れたリラさんは、続けてこうまくし立てた。
「いま私、いろんな手を使って最初に『エリカ様』って呼んだヤツを探してる。アナタも知ってたら
私の前に連れてきてほしい。あの子は私が守る。いいですか、私を怒らせたら大変なことに
なるんですよ。もし(犯人を)見つけたら?ぶっ殺す!訴える!告訴する!国際問題に
なりますよ〜!」

とはいえ、リラさんも娘の“愚行”については「今回はエリカが悪い。あれはやっちゃダメ。
とても残念」とポツリ。
現在の沢尻の様子については、言葉を選びながら次のように語った。
「舞台あいさつから帰ってきたエリカはすごく落ち込んでた。『大変なことをした』って言ってた。
その後は事務所にすごく怒られたりして、2日間くらい(部屋から)出てこなかった。
でも、最近私のところに来て『お母さんゴメンね』って…。私は何も言わず、ギュッと抱きしめた。
エリカは泣いてた。私も一緒に泣いたよ」

“号泣謝罪”と大々的に報じられた4日放送の「スーパーモーニング」(テレビ朝日系)では
すぐには涙を見せなかった沢尻が、母に抱きしめられた瞬間に大粒の涙を流したという。
「エリカはとても反省してる。だから、どうか許してあげて。私からも謝ります。ごめんなさい」

声を震わせながら、最後にそう謝罪したリラさん。娘を思う気持ちが痛いほど伝わってきた。
(東京スポーツ 10月9日発行分(A版) 1面から)

いま私、いろんな手を使って最初に『エリカ様』って呼んだヤツを探してる。アナタも知ってたら
私の前に連れてきてほしい。

しょこたん逃げろ!おれが食い止めておくからすぐに逃げるんだ!!