ほんとにこの大先生は困った人だね

産経ニュース

「漫画家は、刀をペンに持ち替えた永遠の浪人だ。頼れるのは自分独り。自立してクリエーターと名乗れるようになるまでが、いかにすさまじい道のりか。退職金も年金もない。いつ奈落に落ちるかもしれない」

 クリエーターの境遇を語る松本氏の言葉は熱を帯びた。

 「著作権で保護されることが、家族や子孫がある自分自身の精神的な安らぎにもなり、創作意欲にもつながる。ある有名な作家のご遺族から、『私のところの著作権はもうすぐ切れます』と涙ぐまれたことがある。それが、いずれ自分の子孫にも訪れると思うと、どれほど切ないか。せめてあと20年。あの手塚治虫さんの権利すら、あと30年ほどで切れてしまう。とりわけ先進国では70年が増えてきている。しかも、次第に伸びる傾向にある。最終的には120年くらいになるかもしれない。少なくとも伸ばされることはあれ、短くなることはないでしょう」


自立してクリエーターと名乗れるようになるまでが、いかにすさまじい道のりか。退職金も年金もない。いつ奈落に落ちるかもしれない

今の時代サラリーマンだって同じだろうに。まったくどこまで尊大なんだよ。
手塚治虫の権利があと30年で切れるとかどうでもよくね?鉄腕アトムってキャラとか手塚とその一族だけのものかよ?もう世間に広まった作品で尚且つ完結してる物は「考えたのおれだぞーーー!!!」って叫んでもだせーだけだろ。馬鹿にされれんの嫌ならみんなに真似される作品を死ぬまで量産し続けろよ糞ジジイ。
あと『私のところの著作権はもうすぐ切れます』って言った奴。働け。働けない体なら生活保護受けろ。

  • 追記

http://joyo-net.com/kako/2003/honbun030710.html

ボブ・ディランさんの発表したアルバムの歌詞に
 ビートルズと並び世界的に知られる米国のシンガーソングライター、ボブ・ディランさんが二年前に発表したアルバム「愛と泥棒」の歌詞の中に、土浦市在住の医師で作家の佐賀純一さんが著した「浅草博徒一代」英語版から無断使用した個所が多数あることがわかった。八日付の米紙「ウォールストリート・ジャーナル」が一面記事で報じた。九日付の国内各紙も大きく伝えた。佐賀さんは、「盗用された」との指摘に対し、「それだけ作品に共感を呼べるものがあったということ。歌として生まれ変わり、世界中の人に広く知ってもらえるのはむしろ光栄。著名なシンガーといっても大切な読者の一人で、読者を訴えることは考えられない」と話している。
 無断使用された佐賀さんの「浅草博徒一代」は、診察のかたわら、義理と人情に生きた晩年の博徒から聞き書きを行い、戦前の深川の町と底辺の人々の生活を浮き彫りにした作品。一九八九年に筑摩書房から発売された(のち絶版)。英語版は、上製本「ギャンブラーズ・テイル」が九一年に、廉価本「やくざの告白」が九五年に刊行されている(いずれも講談社インターナショナル刊。ジョン・ベスター訳)。
 問題の「ラブ・アンド・セフト(愛と泥棒)」は、六〇年代から世界の若者の心をとらえているボブ・ディランさんが〇一年、四年ぶりに発表したアルバムで、ミリオンセラーになっている。「放浪者」「陰うつなひとりぼっちの日」など全十二曲を収めている。
 無断使用の疑いが判明したのは、九州に住むボブ・ディランさんの米国人ファンが偶然「やくざの告白」を読んで類似に気づき、詳しく照合した結果をインターネットで公開したことから。米紙の報道では、全十二曲のうち五曲に計十二カ所の無断使用があると指摘されている。
 佐賀さんは九日朝、ボブ・ディランさんによる盗用疑惑について、「浅草博徒一代は、一般社会からはじき出された人の世界を描いた。私自身、若いころから病気や手術を繰り返し、だれにも助けてもらえない体験をしていたので共感をもって作品にした。出版社の事情で日本語版は絶版となり残念に思っていた。おそらくボブ・ディランさんも、本に目を通し、インスピレーションが沸いたので歌にしたのだろう。米国は訴訟社会で提訴すれば勝てるケースという考え方も耳にしたが、勝訴したとして何を得ることができるか。ボブ・ディランの歌として作品が生まれ変わり、地球上の大勢の人たちに届けられることのほうがうれしい。裁判にはしない」と語った。

佐賀さんは器の大きさが違う。