つかれたまじどうでもいい
509 名前: 水先案名無い人 投稿日: 2005/05/06(金) 00:33:30 id:NAVKXnel0
「僕、もう長く生きられないんでしょ?隠さなくてもいいよ」
弟の言葉に、俺は何も言い返すことができなかった。
弟は生まれつき体が弱く、外を出歩くことすらできなかった。
そんな弟に俺ができる事といえば、自分の旅の話を聞かせてやることくらいだった。
「お兄ちゃんのお話を聞いてると、僕も一緒に冒険をしているような気になれるんだ。だからもっと聞かせてよ。ね!?」
両親が名のある聖戦士にも関わらず、力不足という理由で聖戦士になれなかった出来損ないの俺でも、
こいつの役にたてるなら…と、それだけが俺の生きる支えになっていた。
「僕ね、お兄ちゃんが、お兄ちゃんで、ほんとうによかったと思うよ。
だから、僕の人生がここで終わっても、それまでお兄ちゃんがそばにいてくれれば僕は幸せなんだ。
でも、お兄ちゃんの活躍する姿を見られないのは残念だな…
物語に出てくるような伝説の剣を手に、次々と敵を倒していくお兄ちゃんを一度だけでも見たかったな」その時、俺は心に決めた。伝説の剣を、そしてそれを持つ俺の勇姿を必ず弟に見せる、と。
これが弟にしてやれる最後の事なのだから…それから俺は必死で伝説の剣についての情報を集めた。
そしてついに「ある町の店で最強の剣が売り出される」という情報をつかんだ。
もちろん俺はすぐに買いにいった。やった!とうとうやったぞ!
ついに見つけたぞ!
待ってろよ、今兄ちゃんがお前の願いを叶えてやるからな!念願の、念願のアイスソードを手に入れたぞ!
510 名前: 水先案名無い人 [sage] 投稿日: 2005/05/06(金) 00:36:56 id:Z8i8lG6d0
しかしその思いやりと希望は親友グレイの卑劣な罠により露と消えるさだめにあることは>>509には
知るよしもなく・・・
511 名前: 水先案名無い人 [sage] 投稿日: 2005/05/06(金) 00:46:07 id:mp7Ts1vY0
>>509-510
ガラハド捏造乙
このコピペに深い意味はありません。